簿記が解らない場合、このようなことが起きる
1. 利益は出ているのに、税金を払うお金がない。なぜお金が足りないのか。
2. 借入金を返済したので、今期は利益が多くでるはずだ。
3. 社長が仮払金を持出したあと精算をしないので、仮払金が何件もたまっている。
4. 集金に行ったときに値引をしたり値切られたものを、そのあと値引の伝票を書 かないので、売掛金の残高が販売先と合わない。
5.経営はとても厳しいと営業マンを説教するばかりで、きちんとした根拠を数字 で示さないので、営業マンは社長が言っていることが理解できない。
6. 社長が簿記が解らないと、会計係や営業マンの使い込みがあったとき、発見が
遅れるので使い込みの金額が多くなる。
※中小企業の社長で簿記3級が解る人は、10%~15%だそうです。
≪目次≫
1章 会計における戦略を理解
- 経営を構成する大事な要因
- 利益性の善し悪しが決まる利益性の原則
- 会計の戦略を理解。会計にも戦略がある
- A. 資金調達の戦略
- B. 資金配分の戦略
- C.経費戦略
- 2種類の戦略
- A.強者の戦略
- B. 弱者の戦略
- 財務分析でチェック
- 経営システム作りの善し悪しは利益で測定
- 5業種の経営データを知る
2章 簿記3級をマスターする
- 会計の戦術を知る
- 複式簿記を知る
- 減価償却の制度を知る
- 経費にできる支払いと、経費にできない支払い
- 利益は出ているのに税金を払う金がない。
- BSとPLの科目を覚える
- 社長が簿記に詳しくなると役立つこと