ランチェスター法則を使い
社長の実行力を高め、
厳しい難局を乗り切る
業績の96%以上が社長1人の経営実力で決まる
先が見えない厳しい経済状況が続いています。
この難局を乗り切るには、まず社長自身の実行力を思い切り高めるしか他に方法がありません。
<竹田陽一より社長様へのメッセージ>
1.実行力を公式化すると
社長が実行力を高めるにはまず初めに、実行力はどのような条件で決まるか、これを「公式」で表わす必要があります。
大事なものは公式で表わすと、全体像がつかみやすくなるばかりか、応用するときに個人差が少なくなるのでとても都合が良くなります。その実行力は「社長の仕事の質×時間2」で表わされます。
2つの要因のウェイト付をすると、仕事の質が33%で仕事に投入する時間は67%になります。
以上のことから社長の実行力を高めるには、まず社長が担当する仕事の質を高め、次に仕事時間を多くすれば良いことが解かります。
2.仕事の質の高め方
社長が仕事の質を高めるにはその前に、社長が「責任を持って担当すべき仕事の内容」をはっきりさせておく必要があります。もし社長が責任を持って担当すべき仕事の内容の押さえ方が間違っていたら、それをいくら時間をかけて研究しても意味がないものになってしまいます。
社長が責任を持って担当すべき仕事の内容は、経営規模の大中小で変わりますが、従業員50人以下の会社では18項目にもなります。しかも18項目は「カケ算」になるので、どれかの項目が極端に低いとそこが会社の弱点になってしまうのです。
3.仕事時間の増やし方
社長の実行力を決める2つ目は、仕事時間量を大きくすることになります。しかし仕事時間をむやみに多くしても長続きしません。長続きさせるには、次の手順が必要になります。まず基準となる時間をはっきりさせます。次は基準時間とランチェスター法則を使い、必勝の仕事時間と圧勝の仕事時間を計算します。こうすると仕事時間に目標がはっきりするので、長続きします。
従業員100人迄は業績の96%以上が社長1人の経営実力で決まる中、これまで経験したことがない厳しい難局を乗り切るには、社長自身の実行力を高めることが急務です。
≪目次≫
第1章 実行力基本原則
- 会社自体の経営力
- 実行力の構成要因
- 仕事の質と時間のウエイト付
- 社長の実行力タイプ
第2章 仕事の質の高め方
- 社長がマスターすべき仕事の種類
- 同業者100人中3番以内に入るべき
- 質を高めるには学習の公式が必要になる
第3章 仕事時間の増やし方
- 時間拡大には基準時間が必要
- 必勝の法則と圧勝の法則
- 時間戦略の実行は朝型で
- 時間戦略を実行すべき人
- 拡大した時間の使い方
- 時間戦略の成果は3年後から出る
- 時間管理の3大要因とウエイト付
- 時間戦略に対する反論
- 健康管理の3大原則
第4章 積極的な心構えを持つ
- 消極的な人の思考パターン
- 積極的な人の思考パターン
- 強者型人間と弱者型人間
全体のまとめ