経営学を学ぶには「ドラッカー経営学」は欠かせません。
ドラッカー経営学を
ランチェスター法則で補完すると
問題点がすんなりと解決。
ドラッカー先生はマネジメントを発明した人として、ビジネス界に大きな影響を与えました。
ドラッカー先生は1954年に「現代の経営」を出版。10年後にはもっと実際的な「創造する経営者」を、続いて2年後に「経営者の条件」を、8年後に「マネジメント」を出版しています。マネジメントは通常のビジネス書の10冊分にも相当する部厚いもので、これによってドラッカー先生の評価が不動のものとなりました。
もしノーベル賞に経営学部門があったら、間違いなく受賞したはずです。そのドラッカー先生は、2005年11月11日に96歳で亡くなりました。
しかしドラッカー経営学にはいくつかの問題点があります。
その1つ目は、説明に出てくる会社の従業員が3万人も4万人もいる大会社が対象になっていて、100人以下の文章は全くないことです。しかし会社の98%は100人以下になっています。
2つ目は、説明されている文章がとても難しいので、普通の人は2~3度読んでもよく理解できないことにあります。
3つ目は、戦略について一応説明はしているものの、詳しくは説明してないことがあげられます。
4つ目は、戦術については全く説明してないので、従業員60人以下、とりわけ30人以下の社長にはモノ足りないところがあることです。
これらが原因となって、コンサルタントはもちろん社長の中には間違って考えている人が少なからずいます。
この解決にとても役立つのが、ランチェスター法則です。
ドラッカー経営学をランチェスター法則で補完するととても解かりやすくなるので、難しいものでも早く身につきます。
つまりドラッカー経営学とランチェスター法則はとても相性がいいのです。このたびドラッカー経営学の大事なところを「ザッと知りたい」という人のために、2巻構成のCDを制作しました。
私はこうしてドラッカー経営学を学んだ。 竹田陽一
私は38歳の頃現代の経営の本を買ったのですが、あまりにも難しいので2割も読めず中止してしまいました。
しかし経営コンサルタントを目ざす者にとって、ドラッカー経営学の学習は絶対に欠かせません。
そこで40歳を過ぎた頃「明日を経営するもの」を初めとして、経営者の条件、抄訳マネジメント、創造する経営者など12冊の本を、丸ごとアナウンサーに録音してもらい定期的に学習してきました。もちろん今でも聞いています。
≪目次≫
第1章 ドラッカー先生が残した功績
- マネジメントを発明した人
- 経営の目的は顧客の創造にある
- 効果性を高める
- 革新の実行
- 商品のミスマッチが起きる原因
- 強味により力を入れる
- 商品構成に対する効果的な考え方
- 利益のもう1つの見方
第2章 ドラッカー経営学とランチェスター法則
- 誤解されやすい原因
- 経営規模の大小で変わる
社長の役目を説明していない - マーケティングを構成する
大事な要因の説明を省略されている - 戦略の詳しい内容を説明していない
- 市場占有率と利益性
- 強者の戦略と弱者の戦略がない
- 経営理念とドラッカー経営学
- 効果性を高める学習方法